Yoshimoto Women’s Health Clinic
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平成25年不妊統計
★★ 2013/1〜2013/12 当院の不妊治療成績 ★★


不妊治療をこの1年間193名に行い102名(症例別妊娠率52.8%)が妊娠に至りました。 (図1)
平成25年1月から平成25年12月までの1年間に妊娠を希望して当院に来院された方は298名。 
診療が1周期のみの63名(内訳は治療が1周期のみの45名や初診1回のみの12名、
初診が平成25年12月中の6名)を含む治療周期が3周期未満で経過の判らない方95名を
除いた203名を解析対象としました。
203名から男性因子7名(無精子症1名、運動率が5%未満の精子無力症6名、)、早発卵巣不全(早発閉経)2名、
両側卵管閉鎖1名の計10名を除いた193名のうち、妊娠に至った方は102名(症例別妊娠率52.8%)でした。
生殖補助医療である体外受精・胚移植を行った5名中2名の妊娠を除くと、一般不妊治療では188名中100名(症例別妊娠率53.2%)が妊娠に至りました。

開院以来11年10ヶ月でのべ1,053名が妊娠に至り1,000名を越えました。(図1)
平成14年3月に開院以来、平成25年12月までの11年10ヶ月で、妊娠した方は、平成14年50名、平成15年57名、平成16年79名、平成17年101名、平成18年80名、平成19年89名、平成20年118名、平成21年92名、平成22年106名、平成23年106名、平成24年92名に平成25年の102名を加えて、のべ1,053名となり1,000名を超えました。




治療法別の妊娠は、妊娠に至った102名中、タイミング療法で45名(44.1%)、排卵誘発剤等投与で55名(53.9%)、体外受精胚移植で2名(2.0%)でした。
排卵誘発剤別では経口投与が37名(36.2%)、卵巣刺激注射が18名(17.6%)でした。(図2)

治療法別症例別の妊娠率はタイミング療法103名中45名(43.7%)、排卵誘発剤等経口投与は112名中37名(33.0%)、卵巣刺激注射は42名中18名(42.9%)、体外受精胚移植は5名中2名(40.0%)でした。

 表1
治療法 症例 妊娠 妊娠率 流産 流産率 多胎
タイミング 103 45 43.7 10 22.0 2
排卵誘発剤(経口) 112 37 33.0 4 10.8 2
(双胎2)
hMG or FSH 42 18 42.9 7 38.9 1
(品胎1)
 小計 188  100 53.2  22  21.6  5
体外受精 新鮮胚 3 0
融解胚
5 2 1 50.0
小計    5 2 40.0  1 50.0
全計 193 102 52.8 23 22.5 5
AIH 症例別  39 23 59.0 5 12.8 2
周期別 103 23 22.3 5
※同年内において複数の治療を受けた方がおられるので、
個々の治療法別の症例数の合計が、小計を超えることがあります。
タイミング゙療法だけで103名中45名(症例別妊娠率43.7%)が妊娠。(表1)
タイミング指導のみや超音波検査による卵胞径、子宮内膜厚の測定、子宮頚管粘液性状の
確認、尿のLH検査等によるタイミング゙療法のみで103名中45名(症例別妊娠率43.7%)が妊娠に至りました。

排卵誘発剤等経口投与で112名中37名(症例別妊娠率33.0%)が妊娠。(表1)
排卵障害や黄体機能不全の方、タイミング療法のみでは妊娠に至らなかった方々に対し、
経口の排卵誘発剤であるクロフェミン(商品名クロミッド゙)やシクロフェニール(同セキソビット)、高プロラクチン血症に対しカベルゴリン(同カバサール)、また多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対しインスリン抵抗性改善薬であるメトフォルミン(同グリコラン)等を併用投与し、112名437周期中37名(症例別妊娠率33.0%、周期別妊娠率8.5%)が妊娠しました。

卵巣刺激注射で42名中18名(症例別妊娠率42.9%)が妊娠。(表1)
排卵誘発剤等経口投与でも排卵に至らなかったり、妊娠に至らなかった方々にhMGやFSHなどの卵巣刺激注射を42名186周期に行い、18名(症例別妊娠率42.9%、周期別妊娠率9.7%)が妊娠に至りました。

体外受精・胚移植を5名に10周期行い2名が妊娠に至りました。
体外受精胚移植は3名に新鮮胚移植を3周期行いましたが妊娠には至りませんでしたが(表1)、
5名に凍結融解胚盤胞移植を7周期行い2名2周期(症例別妊娠率40.0%、胚移植あたり妊娠率28.6%)で妊娠に至りました。 全体として5名に10周期行い2名(症例別妊娠率40.0%、胚移植あたり妊娠率20.0%)が妊娠に至りました。


X.多胎妊娠は5名。 (表1)
多胎妊娠は5名(102名中5名4.9%)で双胎が4名、品胎が1名でした。自然周期が2名(45名中2名4.4%)、クロミッドが2名(37名中2名5.4%、437周期中2周期0.46%)、卵巣刺激注射が2名(42名中2名4.8%、186周期中2周期1.1%)で品胎は卵巣刺激注射によるものでした。

Y.夫婦間人工授精(IUI)を39名103周期に行い23名(症例別妊娠率59.0%、周期別妊娠率22.3%)が妊娠。(表1)
タイミング療法や排卵誘発療法に併せてIUI(intrauterine insemination with husband's semen 夫婦間人工授精)を39名103周期に行い23名(症例別妊娠率59.0%、周期別妊娠率は22.3%)が妊娠に至りました。
自然周期IUIは4名に4周期行い2名が妊娠(症例別妊娠率50.0%、周期別妊娠率50.0%)に至りましたが、4名とも男性の性機能障害の適応でした。排卵誘発剤等経口投与IUIは12名27周期に行い、7名(症例別妊娠率58.3%、周期別妊娠率25.9%)が妊娠に至り、1名が双胎妊娠でした。
卵巣刺激注射IUIは25名72周期に行い14名(症例別妊娠率56.0%、周期別妊娠率19.4%)が妊娠に至り1名が品胎妊娠でした。

Z.流産は102名中22名(流産率21.6%)(表1)
妊娠された102名のうち22名(流産率21.6%)が流産に終わりましたが、子宮外妊娠はありませんでした。
治療法別では、タイミング療法では45名中10名(流産率22.2%)、排卵誘発剤等経口投与で37名中4名(流産率10.8%)、卵巣刺激注射で18名中7名(流産率38.9%)体外受精・胚移植2名中1名が胎児心拍動確認後に流産(流産率50.0%)となりました。
またIUI妊娠23名中5名(流産率21.7%)が流産に終わりましたが、自然周期2名と経口排卵誘発剤7名では流産はなく、卵巣刺激注射でのみ14名中5名(35.7%)が流産となりました。

[.卵管疎通性検査後、半年以内に78名中32名(妊娠率41.0%)が妊娠。
通気テストや子宮卵管造影検査(HSG)などの卵管疎通性検査を24年7月から25年12月までに128名に行いましたが、両側卵管閉鎖1名、治療中に閉経に至った1名、男性因子3名、治療が3周期未満で結果の判らない33名、さらに検査後6か月を経過していない12名の計50名を除いた78名で、検査後半年以内に32名(41.0%)が妊娠に至りましたので、一般不妊治療における卵管疎通性検査の重要性が再認識されました。
なお、通気テスト後半年以内の妊娠は74名中30名(40.5%)、HSGでは4名中2名となっています。


\.体外受精・胚移植を5名に10周期行い2名が妊娠に至りました。
一般不妊治療で妊娠に至らなかった原因不明不妊4名と両側卵管閉鎖の方1名に体外受精・胚移植をおこないました。新鮮胚移植は3名に3周期、凍結融解胚移植は5名に7周期行い、新鮮胚移植では妊娠例がありませんでしたが、凍結融解胚盤胞移植で2周期(胚移植あたり妊娠率28.6%)が妊娠に至りました。1名は順調に経過していますが、1例が胎児心拍動を確認後流産に終わりました。



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