| ●現状 |
クラミジア患者は全国で推計100万人! 女性は男性の6倍。
しかも20〜24歳の女性では6.7%、15人に1人! |
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15〜19歳 |
20〜24歳 |
| 有症状例 |
850.4 |
1,324.5 |
| 無症状の潜伏例 |
3,401.5 |
5,370 |
| 推計罹患例 |
4,252(4.3%)1/23.5 |
6,712.5(6.7%)1/15人 |
日本人の推計クラミジア罹患患者数:1,005,139人(女性:862,724人 男性:142,415人)
日本性感染症会誌 2001;12.32〜67による
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| ●症状 |
5人に4人は無症状! 未治療のクラミジア頚管炎患者の8〜40%は
PID(骨盤内感染症)に移行! |
上の表で無症状の潜伏例が有症状例の4倍みられることからも
あきらかなように、自覚症状が乏しいことが特徴で、
腹腔内に感染が拡大するまで放置されることが多く、
その事が不妊症患者を生み出す原因にもなっています。
初発症状があるとすれば、子宮頚管炎による帯下(おりもの)の増加ですが、
気付かないことも多く、治療することなく放置される場合も多くなっています。
そして、未治療のクラミジア頚管炎患者の8〜40%がPIDに移行すると
いわれています。
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| ●不妊症や子宮外妊娠との関係 |
| PIDの20%は不妊! 妊娠しても10%は子宮外妊娠! |
といわれていますが、実際、子宮卵管造影検査にて異常を認めた
卵管性不妊患者ではクラミジア抗体陽性例がIgG:53.1%、IgA:37.4%と
正常妊婦の抗体保有率20%に比し、有意に高くなっています。
また、不妊症患者だけを取り上げてみても、卵管異常を示す
不妊症患者の抗体保有率が42.5%であるのに対し、
卵管にはとくに異常を認めなかった不妊症患者の抗体保有率は
29.1%とクラミジア感染が卵管機能に影響を与えていることが示唆されます。
一方、子宮外妊娠28例に術後クラミジア抗体の有無を検索したところ、
抗体陽性例は11例、39.2%に達していました。
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| ●対策 |
| 早い時期に適切な薬物で治療すれば、正常な卵管に戻る! |
クラミジア感染は慢性持続感染や保菌者であるパートナーとの
性行為による反復感染が原因となって、確かに元に戻らない変化を
卵管に引き起こしますが、ラットやウサギでの動物実験でも、
1回の感染だけでは卵管に変化を生じないことが確かめられています。
適切な薬で治療すれば、決して元に戻らないことはないと考えられています。
ですから、無自覚性のPID感染者をいかに早く見つけて
治療するかが非常に重要なのです。
帯下感や下腹部痛、性交痛、内診痛などの症状のある方はもちろん、
症状が無くとも、若年女性、とくにティーンエイジャーや
複数のパートナーがある女性、パートナーにクラミジア感染例がある
場合には、クラミジアの検査を受けていただきたいと思います。
発症したときの検査や治療法も大切ですが、
性感染症に対する正しい知識と理解を若年女性(パートナーも)に
持たせる教育が必要になっています。
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